量子物理学・生物学
■35.『エネルギー医学の原理 その科学的根拠』解説(その5 生体磁気を活用した治療法) 今まで、生体のエネルギーの伝達の媒体を「生体マトリックス」という総称でとらえて紹介してきました。 具体的には、細胞の外では膠原線維や弾性線維などのタンパク質…
さて、前回は、生体であっても、電気や電子が流れる ~つまり、生体は伝導体的な性質を持つのだという知見を確認しました。 しかし、現在の医学においては、そのような知見はあまり紹介されていないわけですが、その理由はベースになる生物学、細胞学が物質…
皆さま、こんにちわ。 降矢英成(ふるやえいせい)と申します。 私は、東京・赤坂溜池クリニックにて 心療内科医を生業として従事しております。 とともに、幸運なことに NPO法人日本ホリスティック医学協会の設立に、 医学生の時に関わらせていただき、 今…
■33.『エネルギー医学の原理 その科学的根拠』解説 ~その3 生体の「電気回路」 さて、前回は「エネルギー医学のパイオニア」とも称されるハロルド・サクストン・バー博士の業績をご紹介しましたが、バーはガンなどの病気になると、「細胞に電気的な変化が…
こんにちは、「エネルギー医学の最前線」のブログです。 3年前に創刊した有料メルマガ「エネルギー医学の最前線」も、おかげさまでたくさんの読者のみなさまに支えられ、無事に100号を超えることができました。 本当にどうもありがとうございます。 この3年…
さて今回は、まず奥博士による「物理学から見たスピリチュアリティ」についての見解から学んでみたいと思います。最初に整理しておきたいのが、この「スピリチュアリティ」という言葉についてです。何となく用いている言葉だとは思いますが、実は、その意味…
さて、前回より、奥健夫博士の『意識情報エネルギー医学』(エンタプライズ刊)から重要なテーマを学んでいますが、今回は「意識」という重要なテーマについて、奥博士がどのようにとらえていらっしゃるのかをみていきたいと思います。まず、奥博士は、「意…
さて、「エネルギー医学」というテーマを深めていくときには種々の要素が重要になりますが、その中でも中心のひとつとして挙げられるのが「生命エネルギー」という視点でしょう。「生命エネルギー」というのは「物理エネルギー」とか「運動エネルギー」など…
さて、今年も早いものであと10日余りとなり、気がつけばこのメルマガも2年が経とうとしています。この2年の節目にピッタリのイベントがありましたので、ご紹介いたします。それは、日本ホリスティック医学協会のシンポジウムですが、そのタイトルが「量子医…
さて、前回は、エネルギー医学・量子医学を理解するためのひとつめの“鍵”として「コヒーレント」についてを、この領域の代表的な3つの書籍の記述から学んでみました。今回は、ふたつめの鍵として「意識」をキーワードに学んでいきましょう。普段、あまり意識…
今まで、エネルギー医学の学術的な原理を追究してきましたが、科学的な原理という視点に立った際にまず遭遇するのが「コヒーレント」というキーワードではないかと思います。今回は、この重要な「コヒーレント」について、検討してみたいと思います。 そして…
さて、いよいよ今回は、「生命はどのようにして、細胞の中の温かく湿った生体分子の海の中で量子コヒーレント状態を維持しているのだろうか?」という根本的な問題に迫っていきましょう。 「コヒーレント」な状態を「維持する」ために、物理学の世界では通常…
さて、今回は、いよいよ「生命の起源」という遠大な問題と量子力学の関係性についてを検討してみたいと思います。皆様は、「生命の起源」という問題について、どのくらい親近感がおありでしょうか。科学・物理学の三つの謎といわれる、残りの二つの「宇宙の…
さて、今まで何となく不可思議だと感じるさまざまな生物現象 -酵素のスーパーマン的な働き、嗅覚のメカニズム、鳥や蝶の渡り現象、遺伝子の変異など- は、量子メカニズムが関与していたからこそ生じる現象だったことを見てきました。 物理学の3大テーマと…
さて、今回は、動物の中でも、空を飛んで移動するタイプの鳥や蝶が必ず正しい場所へ越冬する、「渡り」という現象のメカニズムを取り上げたいと思います。実は、この越冬、渡りの代表としてよく取り上られてきたのが、コマドリだそうです。そして、今では「…
さて、生物における種々の現象(酵素の触媒作用、匂いのメカニズムなど)に、どのように量子の性質が関わっているのかをみてきていますが、いよいよ今回は「遺伝子」を取り上げたいと思います。 「遺伝子は重要である」ことは多くの方が認識していますが、ま…
さて、前回は、体内の最大の神秘ともいえる「酵素」の働きに、量子力学のメカニズムが関わっていることをみてきました。「酵素」のようなスペシャルな機能があるものについては、古典的なメカニズムだけでは無理で、何か常識を超えた「量子力学」のような働…
さて、いよいよ、生物において量子力学の現象が起っている「量子生物学」の実際をみていくことにしましょう。 まず、最初は、「触媒作用」といわれる働きで、体内の化学反応を驚くべくスピードで処理し、別名”生命のエンジン”ともいわれる「酵素」の働きと量…
【物理学者が禁断の「生命・生物」の世界へ!】 なぜ、我々は、きわめて原始的な微生物であっても毎秒何兆回も難なくおこなっている、生命・生物の種々の営みの作用をいまだに科学の力で行なえないのでしょうか? 実験室で実現できているのは、特別に整えた…
さて、今まで「エネルギー医学の原理、メカニズム」を追究していくための基盤として、「量子論、量子物理学(量子力学)」の視点を柱として歩んできました。 いよいよ今回から、まず「人間は生物である」という基本に返って、物理学の世界において量子論・量…
さて、エネルギー医学のメカニズムを医学的に理解していくためには、量子物理学が基盤になっているという視点で今まで見てきましたが、それには、物理学だけではなく、生命・生物として量子論が適応できるという、さらなる基盤、根拠が欲しいところです。 第…
前回まで、生体において「エネルギーの伝達経路」に関するさまざまな研究を概観してきましたが、その理論的根拠として多くの研究で「量子論」「量子物理学」が基盤となっていました。しかし、生体についての検討には、やはり物理学だけでなく、「生物学」や…
「エネルギー医学」という医学観が成り立つには、身体に“エネルギーの通路、伝達経路”となる構造が必要になるわけですが、その一つとして「生体マトリックス」という結合組織や微小管を中心とした構造があることを今まで見てきました。 それでは、この「エネ…
さて、解剖学の常識からは、「細胞骨格」という地味な位置づけになっている「微小管」が、エネルギー・情報の伝達経路という視点からは注目されていることを見てきましたが、日本の研究者の中にも素晴らしい取り組みをされている方々がいます。【「量子論」…
前の2回は、生体でのエネルギー伝達にタンパク質と水が重要なファクターであることを見てきました。そして、生体マトリックスと呼ばれる細胞外の「結合組織」が、その役目を担っていることを見てきました。 一方、「細胞」の中でエネルギーの伝達を担ってい…
さて、前回は「生体マトリックス」と呼ばれる身体中に張り巡らされた構造が、「結合組織」から成っており、その結合組織は「タンパク質」から成っていることを見ていきました。今回は、生体マトリックスの中心であるタンパク質が、身体の3分の2を占めている…
【 身体では「エネルギー医学」はどのようなことが起こっているのか? 】 さて、今回からは、このシリーズの中心テーマを取り上げていきたいと思います。 その中心テーマとは、「エネルギー医学では、私たちの“身体”で、実際にどのようなメカニズムが起こっ…
ホリスティック医学の基本的な視点であるbody-mind-spiritに沿って、エネルギーについての捉え方を概観してきましたが、いよいよ最後の「spirit(霊性)」になります。 実は、今までのbody、mindに比べて、このspirit(霊性)のほうが、エネルギーという視点…
今回は、body-mind-spiritの中の、前回のbodyに引き続き「mind(こころ)」とエネルギーとの関連を取り上げます。 【エネルギーの視点からみた「ストレス」、「うつ」】 まず、mind(こころ)の領域で、健康に関連するものとして代表的な「ストレス」と「う…
「エネルギー医学とホリスティック医学 その3」 3.“body-mind-spirit”の視点からみた「エネルギー医学」 今回から、ホリスティック医学において人間観のモデルとしている“body-mind-spirit”の視点で、エネルギー医学を概観してみたいと思います。 そこで…