【有料版】vol.15 降矢 英成 -4-「Mind(こころ)とエネルギー」(2015/4月)
今回は、body-mind-spiritの中の、前回のbodyに引き続き「mind(こころ)」とエネルギーとの関連を取り上げます。
【エネルギーの視点からみた「ストレス」、「うつ」】
まず、mind(こころ)の領域で、健康に関連するものとして代表的な「ストレス」と「うつ」について、エネルギーとの関連をみていきましょう。
はじめに「ストレス」ですが、今では多くの人が認識しているものではありますが、ストレス学という専門領域では、ストレスを引き起こす原因になる要因のことを「ストレッサ─(ストレス要因)」といいます。
このストレッサ─は、今の4月という時期に生じやすい「入学」「就職」「転職」「異動」など、そして、6月にはジューンブライドといわれる「結婚」など、この時期には多くの環境や立場からのストレス要因が起こります。
「ストレス」という観点で有名な研究に、通称「ストレス尺度」といわているランキングの表があるのをご存じではないでしょうか。1位が「配偶者の死亡」、その後に「近親者の死亡」とか「離婚」などが続いているものです。
こういう並びのため、一般的には「悪い出来事ランキング」のように思われ、“悪い出来事が起こるとストレスになる”と思いがちですが、実は何と、このランキングの6位には「結婚」という「喜ばしい出来事」が入っているのです。
こうなりますと、このランキングは「悪い出来事」ランキングではないと分かるわけですが、この研究の正式な名称は「社会的再適応評価尺度」といい、ポイントは出来事の良し悪しではなく、「出来事が起こった際にその変化に“再適応”するのにどのくらい“エネルギー”が必要か?」ということだったのです。
そして、「うつ」についてですが、うつの原因については「器質的(肉体的)」、「内因的(遺伝的)」、そして「心因的(ストレス的)」などに分かれますが、多くのうつが「心因的」な原因によって生じています。
そして、心因的な原因の場合は、脳そのものが傷ついたりはしていませんので、セロトニンやノルアドレナリンの伝達が低下したり、
………(以下略)
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降矢 英成(ふるや えいせい)
赤坂溜池クリニック院長。
東京医科大学卒業。日本心身医学会専門医。NPO法人日本ホリスティック医学協会会長。
医学生時代からホリスティック医学に関心をもち、バイブレーショナル・メディスン、フィールド、生体マトリックス、量子場脳理論などエネルギー医学のメカニズムに関心が強い。
赤坂溜池クリニック
http://www.holisticmedicine.jp/clinic.html
ホリスティックヘルス情報室
http://holistichealthinfo.web.fc2.com/
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