エネルギー医学の最前線

エネルギーの医学の専門家の目線で、ホリスティックにいのちと暮らしについて綴ります。https://energymedicine-magazine.jimdo.com

【無料版】 vol.75 「エネルギーの情報としてのこころ」溝口 あゆか(2018/11月配信)

 

 

精神障害の労災認定を受けた人のうち、4年以内に職場復帰をしている割合は20%であるというラジオの放送を先日耳にしました。一番多い理由は「病状が改善しない」だそうです。一般的に精神障害の回復率はなぜそれほど低いのでしょう?

 


それはやはり、精神という非物質であるものを脳という物質の観点だけで見ていることにあるのではないかと思うのです。ブルース・リプトン博士に代表されるようなエピジェネティックスの観点に立てば、思いや感情はエネルギーの情報と見ることができます。また、アメリカでは大掛かりな調査によって、幼少期のストレスやトラウマが成人して鬱を始め様々な精神的、身体的疾患をもたらすことが分かってきています。(※注1)

 


ものすごく大雑把にまとめると、ネガティブな感情や思い(恐れ、不安、怒りなど)は、情報としては「危険」というシグナルとなり、自律神経は逃げるか戦う、もしくはフリーズのモードとなるということです。また、脳にも様々な影響が及ぼされます。つまり、「エネルギーの情報 → 脳や自律神経の異常 → 精神疾患」という流れが考えうるわけです。

 


セラピーの現場ではそれを裏付けるケースは多くあります。

具体例をあげると、鬱症状でいらしたあるクライアントさんは、ある日突然の脅迫の電話によって、それ以降鬱状態になってしまいました。それ以前までは元気に仕事ができていたということで、脅迫電話のショック、恐れ、不安などをMR(※注2)で解消し、記憶(=情報)を書き換えることで、その方はかなり回復されました。

 

もちろん、人それぞれ抱えているエネルギーの情報はまったく違います。そこで一人一人ユニークな心の状態、特に潜在意識にどんなネガティブな思い、感情があるのかを紐解き、それを安心、安全なものに変化させていくことが大きなカギとなるでしょう。

 


思いや感情は身体へのエネルギーの情報である、というベースで、まず初めに心の状態を丁寧に見ていくことが始まれば、精神医療も大きく変わっていくかもしれません。

 

 

 


注1:「小児期トラウマがもたらす病」ドナ・ジャクソン・ナカジマ著

注2:Matrix Reimprinting(マトリックスインプリンティング

http://matrixreimprinting.jp/

心を紐解く「オープン・アウェアネス・ダイアローグ(OAD)」https://ayukablog.wordpress.com/

 

 

 

 

 

溝口 あゆか(みぞぐち あゆか) 

 

早稲田大学第一文学部美術史卒。日本で10年の会社員生活を経て、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ芸術運営学修士号。 Center for Counselling and Psychotherapy Educationにて心理学を学び、心理カウンセラーの資格を取得。JMET代表EFTマスタートレーナー、また日本人唯一のMatrix Reimprinting(EFTを発展させたセラピー)トレーナーでもある。現在、心理カウンセラー&セラピストとして数多くの経験から、イギリスと日本で理論やセラピーのテクニックを教えるコースやセミナーなどを展開。また、「インテグレイテッド心理学」を提唱し、非二元(悟り)の観点からの人間の心のしくみを教えている。

 

オープン・アウェアネス・ダイアローグ
https://ayukablog.wordpress.com/

一般社団法人ハートレジリエンス協会
http://heart-resilience.com/

 

 

 

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