エネルギー医学の最前線

エネルギーの医学の専門家の目線で、ホリスティックにいのちと暮らしについて綴ります。https://energymedicine-magazine.jimdo.com

【無料版】vol.89「一元性」と治癒 渡辺奈津(2019年2月配信)

 

 

我々は「二元性」の世界に生きています。「黒」か「白」、「正しい」か「間違っている」、「病気」か「健康」といった具合に。

 


「いや、私はそんな『判断めいたことは一切しません』」と言われる方も多いでしょうが、言語を使って生きている限り、言語を使わずものを考えられないように、この「二元性」から逃れることは本当に難しいことだと思っています。

 


 私は、一般には「病気を治す医者」という肩書で仕事をしていますが、この概念自体も「病気はよくない」「健康はよい」という前提の上に成り立っていますし、患者様も「病気を取り除いてください」と言われる方がほとんどです。

 


 しかし、残念ながら「治癒パワー」をもたらすのは、この「二元性」ではなく「一元性に統合」された世界なのです。物理的に二つに分かれているより、一つのほうがパワー出そうなのは皆さんも感じられると思います。

 


我々はほぼ洗脳に近く、この「二元性」の世界を頭に持っているので、「一元性に統合する」ことに抵抗を感じることが多いのですが、少し具体例をあげたいと思います。

 


 例えば「うちのお父さんは乱暴であった。または乱暴である」という信念がある人がいるとして、それはその逆の「やさしい」(逆が何であるかはその人によって違います)ではない・・ということを思っているわけです。じゃあ、お父さんは「やさしくない人」なのか?というと、ほかの人には「やさしい人」であったりします。または、この方にも「やさしい時」があったりします。そして、じゃあご自分は「乱暴」なのか「やさしい」なのか?と自問した場合、これも時に「乱暴」、時に「やさしい」となります。

 


この洞察を深めますと、この世に「乱暴な人」とか「やさしい人」というものがはたまた存在したのだろうか?となり、乱暴な面や、乱暴な時があるだけなのではないだろうか?また相対として、どちらかの面を、役割として無意識に演じるのではないだろうか?とも思ったりもします。そこまでくると、「一元性に統合」が近くなります。

 


 病気の場合も、必死で病気をやめて健康になろうとするよりも、病気も健康も超えたところによりどころを見出す・・すると「なぜ私は今病気という役割を今選んでいるのか」がわかるスタンスに身を置くことが治癒の早道だったりします。

 

 

 

 

 

 

渡辺 奈津(わたなべ なつ)

 

医療法人あすなろ会わたなべ皮膚科形成外科 理事長。
併設 ホメオパシークリニック大阪にて 波動医療 を行う。
ヒーリング・心理療法なども含め、世界中の一流の指導者に学ぶ。
25年の医師としての臨床経験から、「人とは」「生きるとは」「死ぬとは」を掘り下げてきて、
その真実をもっと人々に伝えたいという熱い思いをもつ。
著書に、「クラシカルホメオパシーガイド」など。

 

クラシカルホメオパシークリニック 医療法人あすなろ会
http://www.homeopathy-clinic.jp/

 

医療法人あすなろ会わたなべ皮フ科形成外科
http://www.yao-hihu.net/

 

 

 

 

∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞


●さらに深く学びたい方は
有料版「エネルギー医学の最前線」メルマガがオススメです
  ↓  ↓

energymedicine-magazine.jimdo.com


∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞


●有料版 vol.1から学びたい方はこちら●
  ↓  ↓

energymedicine-magazine.jimdo.com


∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞