エネルギー医学の最前線

エネルギーの医学の専門家の目線で、ホリスティックにいのちと暮らしについて綴ります。https://energymedicine-magazine.jimdo.com

【無料版】 vol.66 「心の解剖学 ~理論ベースから観察ベースへ~」溝口 あゆか(2018/9月配信)

 

 

心の問題を見ていくとき、多くの人が現在の症状や問題の原因を探そうとします。もちろん、間違いではないのですが、大切なのは原因探しよりも、その人の現在の心の状態はどうなっているのか? を見ていくことにあると思っています。

 


例えば、咳が止まらない場合も、まず肺がどのような状態になっているのか?など、体の状態を知ることで真の原因が分かるはずです。ところが、心の問題になると、心の状態よりも“幼い頃のお母さんとの関係が原因だ”、“いじめが原因だ”、“職場の人間関係が原因だ”  というように、原因探しだけをして、心の状態をまったく見ないケースがほとんどです。

 


心の状態とは、今現在、その人の心の中にどんな蓄積された感情があって、その感情にはどんな思いやイメージが伴っているのか、それが体のどこに最も感じられているのかなどです。こう書くと単純に聞こえますが、多くの場合非常に複雑な状態になっています。

 


この複雑な心の状態をありのままにあぶりだしていくことを、私は “心の解剖学”と呼んでいます。

 


私自身はイギリスでトランスパーソナル心理学のカウンセラーの資格を取得し、ユングの大ファンでもあります。しかし、カウンセラーやセラピストがどの心理学を学んだのかによって、同じ問題に対して、その分析、解釈がまちまちであるという問題点も感じていました。

 


そこで、その人のありのままの心をあぶりだす  “インテグレイテッド心理学”  を独自に開発したのです。これは心理学といえども、非二元(悟り)の教えがベースとなり、ものごとの本質は何か?  という観点から自我の心の働きをありのままに見ていくもので、どちらかというと自然科学といえるかもしれません。

 


長年、インテグレイテッド心理学をベースに多くの人の心の状態を見てきましたが、理論ではなく観察ベースであるからこそ、脳科学や量子学といった科学的アプローチともぴったり寄り添えると強く実感しています。これからの心理学はもっと観察をベースになっていくとエネルギー医療などともさらに共鳴していくだろうと確信しています。

 

 

 

 

 

 

溝口 あゆか(みぞぐち あゆか) 

 

早稲田大学第一文学部美術史卒。日本で10年の会社員生活を経て、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ芸術運営学修士号。 Center for Counselling and Psychotherapy Educationにて心理学を学び、心理カウンセラーの資格を取得。JMET代表EFTマスタートレーナー、また日本人唯一のMatrix Reimprinting(EFTを発展させたセラピー)トレーナーでもある。現在、心理カウンセラー&セラピストとして数多くの経験から、イギリスと日本で理論やセラピーのテクニックを教えるコースやセミナーなどを展開。また、「インテグレイテッド心理学」を提唱し、非二元(悟り)の観点からの人間の心のしくみを教えている。

 

オープン・アウェアネス・ダイアローグ

https://ayukablog.wordpress.com/



一般社団法人ハートレジリエンス協会

http://heart-resilience.com/

 

 

 

∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞


●さらに深く学びたい方は
有料版「エネルギー医学の最前線」メルマガがオススメです
  ↓  ↓

energymedicine-magazine.jimdo.com


∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞


●有料版 vol.1から学びたい方はこちら●
  ↓  ↓

energymedicine-magazine.jimdo.com


∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞