エネルギー医学の最前線

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【無料版】 vol.38 根本 泰行 「ポラック博士の『第四の水の相』(4)」(2018/2月配信)

 

 

前回の記事では、ガラスのコップ一杯の水について、考えてみました。

 

 

ガラスには水に濡れる性質-「親水性」と呼ばれる-があります。

ポラック博士の研究によればガラスなどの親水性の物質の表面から約0.1ミリ以内の領域においては、液体の水が『第四の水の相』と呼ばれる極めて特殊な姿をしていることが明らかになってきています。

 

極めて薄い「層」が10万層ほど積み重なることによって、「ハチミツのようにドロッと」した特殊な姿の水の『相』になっているのです。

 

一つ一つの「層」は六角形が平面に敷き詰められた形、すなわち「蜂の巣状」の構造になっており、その分子構造はもはや一般的なH2Oではなくて、H3O2-(マイナス)となります。

 

その一方で、コップの中の水のほとんどを占める中央部分-「バルクの水」と呼ばれます-には、H2Oという通常の水分子とともに、H3O+(プラス)という形のヒドロニウム・イオンと呼ばれるイオンが存在しています。

 

そして、これらプラスとマイナスの部分に発光ダイオードを接続すると、発光ダイオードが光ることが分かっていますが、何もないところから電気的エネルギーを獲得することができているのではなくて、実は外部から与えられている光-特に赤外光-によって、この水で出来た電池が充電され続けているということを説明いたしました。

 

 

 

 

さて、ガラスのコップ一杯の水について考えた時、簡単な計算により、『第四の水の相』が占める体積の割合は、水全体のおよそ200分の1程度であることが分かります。

 

そして、バルクの水が99.5%を占めていることになります。すなわちコップ一杯の水を考えたときには、『第四の水の相』の水は、わずかしか存在しません。

 

 

 

 

ここで、私たち自身の身体について考えてみます。

 

私たちの身体は約60兆個の細胞で構成されていると言われています。 そして細胞を包んでいる膜状の構造は細胞膜と呼ばれています。細胞膜は内側も外側も親水性です。細胞の中には、核やミトコンドリア小胞体などなどの細胞内小器官と呼ばれるさまざまな構造体が存在しますが、これらの表面もまたすべて親水性です。

 

さらに細胞の大きさについて考えてみると、私たちの身体の細胞のほとんどは、その大きさが0.1ミリ以下です。卵細胞は例外的に大きく、また神経細胞などは例外的に長いということがありますが、基本的に0.1ミリ以下のサイズです。

 

細胞膜や細胞内の構造体の表面が親水性であること、細胞の大きさが0.1ミリ以下であることを合わせて考えると、細胞の中の水は、そのほとんどが『第四の水の相』であると結論することができます。

 

何故なら、親水性の表面から0.1ミリ以内の領域の水は、『第四の水の相』を構成していると考えられるからです。

 

 

また細胞の外を考えたときにも、同様なことが成り立ち、結果として、私たちの身体の中の水は、そのほとんどが『第四の水の相』であると言うことができます。

 

コップ一杯の水を考えた時には、『第四の水の相』はマイナーな成分に過ぎませんでしたが、細胞で構成されている私たちの身体を考えた時には、『第四の水の相』がメジャーな成分である、ということなのです。

 

 

それ故に、「私たちの身体の中の水を理解する上で、『第四の水の相』の理解が必要不可欠である」と言うことができるのです。

 

 

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根本 泰行(ねもと やすゆき)

 

合同会社オフィス・マサル・エモト代表。東京大学理学系研究科修了(理学博士)。
水が情報を記憶することを「結晶写真」という目に見える形で示した故・江本勝会長の著書『水からの伝言』と、故ジャック・ベンベニスト博士/ジェラルド・ポラック博士/リュック・モンタニエ博士などによって提案されている水に関する新しい科学的な理論との関係について、一般の人にも分かり易い形での講演を行ってきている。

 

合同会社オフィス・マサル・エモト
http://www.masaru-emoto.net/jp/

 

 

 

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