エネルギー医学の最前線

エネルギーの医学の専門家の目線で、ホリスティックにいのちと暮らしについて綴ります。https://energymedicine-magazine.jimdo.com

【有料版】vol.27 降矢 英成 -7- 「身体におけるエネルギー医学のメカニズム ~その2 生体での「タンパク質と水」のエネルギー伝達 」(2015/7月)

 

 


 さて、前回は「生体マトリックスと呼ばれる身体中に張り巡らされた構造が、「結合組織」から成っており、その結合組織は「タンパク質」から成っていることを見ていきました。

今回は、生体マトリックスの中心であるタンパク質が、身体の3分の2を占めている「水」とどのように関係しているのかをみていきます。



【 生体の中の「タンパク質」と「水」】



アルバート・セント・ジョージは、「水を含んだタンパク質は半導体になるのである」と説明し、「電子や陽子が動くためには水が絶対に不可欠である」といい、エネルギー伝達の視点からは、タンパク質と水の両方の必要性を説いています。


実際に、生体には“3分の2”もの水が存在し、通常の身体であれば水に困ることはありません。そして、ある研究では「組織中の水分子が1割変化するだけで、タンパク質の伝導度は100万倍変化する」という結果が出ています。

これは、単に「タンパク質」だけでは、エネルギーの伝達には不十分であり、「タンパク質と水」という、まさに、生体の中では通常みられる構造が重要であることを物語っています


化学の分野には、無機化学という生体とはあまり関係ない領域、有機化学というC(炭素)、H(水素)、O(酸素)、N(窒素)などのタンパク質や糖質、脂質の領域があり、さらには、この有機化学のタンパク質や糖質が生体の中でどのように働いているかを研究する「生化学」という領域があります。

そして、本当の「生化学」というものは、「生体の中の状況、条件においてどのような化学的なことが起こっているのか」を追及していくべきものだということが、この「生体の中のタンパク質と水」という視点からよく分かるのではないでしょうか。


そして、水分子は酸素側がマイナス、水素側がプラスに分極した「双極子」となっているという点も重要です。このため、タンパク質のコラーゲン分子と水素結合で結ばれた水分子は鎖状に並ぶようになるそうです。


そういえば、「タンパク質は水を引きつける性質がある」といわれ、それによる圧力を「膠質浸透圧」といいますね。血管の中にタンパク質があると、タンパク質に引きつけられて水が血管内に存在しますが、低タンパク血症になると、タンパク質が少ないために血管に水を引きつけられなくなり、水が血管の外に出ていってしまい、むくみ(浮腫)になるというメカニズムです。

 

 

… … …(以下略)

 

 


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降矢 英成(ふるや えいせい) 

 

赤坂溜池クリニック院長。
東京医科大学卒業。日本心身医学会専門医。NPO法人日本ホリスティック医学協会会長。
医学生時代からホリスティック医学に関心をもち、バイブレーショナル・メディスン、フィールド、
生体マトリックス、量子場脳理論などエネルギー医学のメカニズムに関心が強い。

 

赤坂溜池クリニック
http://www.holisticmedicine.jp/clinic.html

 

ホリスティックヘルス情報室
http://holistichealthinfo.web.fc2.com/

 

 

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