エネルギー医学の最前線

エネルギーの医学の専門家の目線で、ホリスティックにいのちと暮らしについて綴ります。https://energymedicine-magazine.jimdo.com

【無料版】 vol.25 矢山 利彦「密教合気道」(2017/11月配信)

 

 

はじめに、


密教とは英語でエソテリック(esoteric)、

 

英和辞典には、

 


一.難解な、深遠な


二.秘義の、奥義の、選ばれた少数者だけの


三.内輪の、秘密の

 


とあります。

 

 

反対のエクソテリック(exoteric)は、

 


一.部外者にも理解できる、大衆向きの、平凡な


二.公開の


三.外部の

 


という意味です。

 

 


私は長い年月武道を研究し実践してきました。

 

中学から高校一年まで剣道、

 

大学に入ってからずっと空手、

 

そして現在は合気道を研究しつつ練習しています。

 

 

 

空手は剛柔流の開祖、

 

宮城長順先生の直弟子で

 

福岡県在住だった上原先生に

 

大学卒業後入門して四段をいただき、

 

その後、九州大学の会派より

 

六段をいただきました。

 

 

 

その間、芦原空手に白帯で入門して学び、

 

芦原先生より飛び級で初段をいただきました。

 

 

 

その後、福岡を離れて、

 

佐賀で働くようになり、

 

医師としての仕事も忙しく、

 

道場での空手の練習をする時間がなくなりましたが、

 

空手や武道の身体操作の基礎となる気功を

 

患者さんや希望者たちに教えながら

 

研究実践してきました。

 

 


私の気功には師匠はいません。

 

手に入るだけの文献を集め、

 

体験的に取捨選択して、

 

東洋医学でいう経絡エネルギーを高める、

 

小周天、大周天、

 

ヨーガでのチャクラを体を動かす基本とし、

 

空海大師の真言密教の精神の技術で

 

意識の訓練をし、

 

武道としての技につながるかどうか、

 

また健康を増進するかどうかを

 

検証の目安として自己流で創作してきたものです。

 

 

 

フランス在住の空手十段の時津賢児さんは

 

私の気功を認めてくれており、

 

世界の五段以上の空手家が集まったセミナーで

 

小周天、大周天を空手的な動きにして伝え、

 

非常に喜ばれたと教えてくれました。

 

フランス、スペイン、イタリアなどで

 

毎年夏に時津賢児さんの主催する

 

気功セミナーはもう二十年にもなります。

 

 


合気道と居合は、五年前より、

 

日本刀の刀匠であり

 

合気道家の松葉一路先生より

 

教えをいただいており、現在三段です。

 

 

 

合気道の素晴らしさに開眼して、

 

これは生涯を通じて

 

研究研鑽すべきものと思い定め、

 

合気道の開祖 植芝盛平翁の言行を書物でたどり、

 

合気道を実践するうちに、

 

長年求めていた癌が自然退縮した人に生じる

 

「実存的変容」

 

の意味と方法がおぼろげながらも見えてきたのです、

 

それを密教合気道と呼ぼうと思っています。

 

 

 

まだまだ未完成ですが、

 

方向性は正しいと確信していますし、

 

実習している気功の生徒さんの進歩は、

 

びっくりするほどです。

 

 

 

それは「人間存在は進化する」

 

と言っても過言ではありません。

 

 

 

本論はそれについて、

 

できるだけわかりやすく

 

知る限りを述べてみたい。

 

 

 

矢山 利彦(ややま としひこ) 

 

バイオレゾナンス医学会理事長。Y.H.C.矢山クリニック院長。九州大学医学部卒。
漢方薬鍼灸などの研究、実践を経て、気功に辿り着く。大学院博士課程にて免疫学を研究後、佐賀県立病院外科医長、東洋医学診療部長を暦任。
2001年、Y.H.C.矢山クリニック開院。 

バイオレゾナンス医学会
http://www.bio-resonance.jp/

 

Y.H.C.矢山クリニック
http://www.yayamaclinic.com/