エネルギー医学の最前線

エネルギーの医学の専門家の目線で、ホリスティックにいのちと暮らしについて綴ります。https://energymedicine-magazine.jimdo.com

【無料版】 vol.7 矢山 利彦「意識の成長と進化」(2017/7月配信)





人々が物質的価値観を

主として生きる時代から

精神的価値を追究する時代が

見えてきました。

これも

日本と外国とは違っています。

日本では、医師として

統合医療の臨床をする中で、

尋ねてみると20%くらいの方は

精神世界に興味を持っています。

一緒に気功している仲間に尋ねると

50%以上が熱心に

気功以外の学びを求め、

また実行しています。

例えば、

日々の瞑想をかかさないとか、

プロの演奏家では、

音にいかにエネルギーを乗せるかとか、

厳しいビジネスの交渉の場でも

心のエネルギーを使うと

外国人とでもうまく交渉でき、

しかも仲良くなれると言います。



「意識の成長進化」とは

尊敬する天外伺朗さんの

造語のようですが、

これを千二百年前にきちんと提示した

日本の誇る大偉人、

弘法大師空海がおられます。



意識の成長進化の道程を

十の段階にして

「十住心論」

として明確に説かれています。

地図なしに未知の世界に

入っていくのか、

地図があり、その地図も

歴史の力に洗われ、検証された

空海先生がつくられたもの。



そうなると、

これを学ばないことは

大損以外の何ものでもないことになります。

諸外国のスピリチュアルと

言われる分野の情報も

この空海先生の「十住心論」と

比較して読むとわかりやすく、

タメになると思います。



「十住心論」

一、異生羝羊心
「雄羊の心」  
  
                        
二、愚童持斎心
「おろかな心」  
 
                       
三、嬰童無畏心
「おさない心」
 
                         
四、唯蘊無我心
「知識を求める心」
 
                       
五、抜業因種心
「実践開始の心」 
 
                            
六、他縁大乗心
「人に頼られる心」

                            
七、覚心不生心
「心が自分とこの世をつくっていることを知る心」
 
              
八、一道無為心
「この道だと確信し、畏れなき心」 

                      
九、極無自性心
「宇宙の力が心に加わる心」
 

十、秘密荘厳心
「すべてが光り輝いていることを知る心」



 次回はこれをもっと詳しく説明します。