エネルギー医学の最前線

エネルギーの医学の専門家の目線で、ホリスティックにいのちと暮らしについて綴ります。https://energymedicine-magazine.jimdo.com

【有料版】vol.93「神秘家たちの病気 ~ 統合の科学」神尾 学 -24- (2016/12月)

 

 

今年も早や、師走まで来てしまいました。このメルマガも24回目・・・昨年1月から開始したので、2年目が終了ということになります。

私の担当記事では(大変勝手ながら独断と偏見で)、「エネルギー医学の原点かつ原典」とも言えるアリス・ベイリー著『秘教治療』(原著タイトル“Esoteric Healing”、この本がそう言われるのは独断ではありません)の紹介を続けています。


メルマガで予定している連載全体全体の中での位置づけとして、今日お届けするのは、このメルマガにおける第4章「人間における魂の進化とエネルギー・システム、およびその変化」の3回目ということになり、『秘教治療』のテキストとの対応でいきますと、


第一部  病気の根本原因 P.25


第一章 病気の心理的な原因 P.43

1 情緒欲求性質に起因する原因 P.53

2 エーテル体に起因する原因 P.99

3 メンタル体に起因する原因 P.116

4 弟子道の生活に起因する病気 P.147
 A 神秘家たちの病気 P.148
 B 弟子たちの病気 P.153~269


の中の、P.148~153 に書かれている A「神秘家たちの病気」に関する記述からの紹介になります。


前回は(前半・後半の2回に分け)、「霊的な進化に伴うエネルギー・システムの変化」というテーマで、いったん『秘教治療』のテキストから離れ、「魂の(霊的)進化」という問題を捉えるための何通りかの道筋をご紹介しました。

というのは、エソテリック・ヒーリングでは従来のヒーリングや医療では検討する必要のなかったこの魂の進化という問題を常に考慮していかなければならず、『秘教治療』のテキストを読む際にも、随所にその問題が現れてくるからでした。


今回取り上げる「神秘家」と次回以降取り上げるBの「弟子」も、やはり進化のステップの違いで、前回の最後で示したように「神秘家」は、やはりよく出てくる「見習いの弟子」や「熱誠家」と同じく、「統合したパーソナリティー」の段階に達した第1段階のイニシエーション付近の人たちで、ここで言っている「弟子」は、そこからさらに進んで、魂とのかなり安定した接触を果たせた第2段階のイニシエーション付近の人たちという印象をもっています。

(「神秘家」と「弟子」の区別は、すでにこのメルマガの私の第11回目の記事「『秘教治療』第1部第一章の構成(続き)」で多少ご紹介しましたので、可能であれば、そちらもご参照ください。)



今日は、『秘教治療』のテキストに沿って、まず両者の違いの概要を確認した上で、前者の状態、病気およびそれに対処する際のポイントを調べていきたいと思います。

次のような文章が見られます。


「ひたむきな神秘家は、統合したパーソナリティーに関係した純粋心理的な状況に屈することが多い。したがってそれは、彼がアストラル界に主に集中していることによるものである。

 弟子の場合は、メンタル的な障害や、エネルギーに関係した障害、魂とパーソナリティーの──完成した、もしくは進行中の──融合に起因する障害にかかりやすい。

 ・・・病気は、魂の生命の円滑な流れと流入するエネルギーが妨げられた結果であると。この閉塞は、神秘家が自らの高まる熱誠に反応して絶えず作り出す自らの想念形態に屈したときに起こる。
 こうした想念形態が彼と魂の生命の円滑な流れの間で障壁になり、魂のエネルギーとの接触とその結果として起こる流入を妨げることになる。

 弟子の場合は全く事情が異なり、(第三イニシエーションを受けるまでは)次のものからもたらされる魂のエネルギ──第二様相のエネルギー──の猛烈な流入の犠牲になる。

a 自分自身の魂。このエネルギー・センターとの融合が急速に起こっている。

b 自らが受け入れられた弟子として加入しているグループつまりアシュラム

c 自らが霊的に関係し、その波動的な影響力を常に受けている自らの大師

d ハイアラーキー。そのエネルギーは以上の三つの要素を介して彼にもたらされる。」



神秘家と言われても、どんな人たちのことを言っているのか、具体的には分かりにくいと思います。
典型的には人間を超越する神の存在を信じ、その神に仕えたい、できるものなら一体になりたいと考えている信仰深い人たちをイメージしてください。
そういった人たちは、神に仕えるときの崇高な側面と、普通の人に戻ったときの俗世的な意識の間を、行ったり来たりしがちです。

 

 

 

 

 

 … … …(以下略)

 

 


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神尾 学(かみお まなぶ)

ホリスティックリーディング研究所所長
NPO法人 日本ホリスティック医学協会 理事
東京大学工学部・教育学部、同大学院(体育学・健康教育学専攻)修了
各種身体文化および健康法・代替療法の研究・指導に携わる中で、22年前に神智学に出会い、その整合的で壮大精緻な体系に魅せられ、研究・啓蒙活動に入る。
現在は、神智学を引き継ぐ情報を伝えたアリス・ベイリーの『秘教治療』『秘教占星学』を中心に解読を進めており、古来のヨーガ哲学から最新のエネルギー医学まで、幅広い知識を駆使しての明快な解説によって、スピリチュアル界の健全化に尽力している。
著書に『秘教から科学へ』『人間理解の基礎としての神智学』『未来を開く教育者たち』(以上、コスモス・ライブラリー)、『智のフロンティア』『ホリスティック・リーディング(1・2)』(以上、ライフ137)、等。


●公式サイト:「エソテリック・サイエンス」
http://www.esotericscience.jp

●ブログ:「神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道」
http://ameblo.jp/spiken777/

 


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