【有料版】vol.89-1 神尾 学 -23- 「霊的な進化に伴うエネルギー・システムの変化（前半）」（2016/11月）

私の担当記事では、「エネルギー医学の原点かつ原典」とも言えるアリス・ベイリー著『秘教治療』（原著タイトル“Esoteric　Healing”）の紹介を続けています。

メルマガで予定している連載全体全体の中での位置づけとして、今日お届けするのは、第4章「人間における魂の進化とエネルギー・システム、およびその変化」の2回目ということになりますが、前回お伝えしたように今回はテキストに沿って順次解説していく流れから少し離れて、秘教で語られている人間に起きてくる霊的な進化と、それに伴うエネルギー・システムの変化についてまとめてみたいと思います。

というのは、『秘教治療』では「すべてがエネルギーである」という観点から、新しい医学・医療の根本原理が提示されているのですが、そこには今までの医学にない、「魂の進化」という新しい観点が付与されており、患者・クライアントを診断・治療する際に、その人の進化段階を見極めるということが、まず第一に要求されるからです。

また、それ以前に、治療家・ヒーラー自身の進化段階も把握し、自分にできることの限界を知ってなければいけない、ということもあります。

さらに、秘教治療～エソテリック・ヒーリングの目的を思い出してみると、第一義的には「肉体の病気治し」ではなく、「クライアントの病気という機会を活用して、クライアントおよびヒーラーを霊的進化に導くための教育」であり、「肉体の病気治し」はそれを遂行したときに起きる結果として期待される、付随した現象に過ぎない、ということでした。


それゆえ、このテキストの全編にわたって、霊的な進化ということが下敷きになって書かれているので、解読する際にそれがどのような現象であるかを把握していないと、理解がおぼつきません。

テキストの中にも随時、進化に関連する説明はなされていますが、アリス・ベイリーのそれ以前の著書に書かれていることも多く、そちらを参照しなさいということで、まとまって整理されていないところもあるため、今回はそれをまとめて示しておきたいと思います。


それで、霊的進化、魂の進化、という現象を論じる際の観点にも、かなりの種類、道筋があるため、まずは整理の観点をまとめて示します。


・界層と意識と進化

・イニシエーションの段階

・チャクラとその開花

・人類の中のグループの分類



では、順を追って、ご説明してまいります。




●界層と意識と進化


太陽系には、7つの界層があり、上から順に次のように呼ばれています。


　ロゴス界層

　モナド界層

　アートマ界層

　ブッディ界層

　メンタル界層

　アストラル界層

　物質界層



7つの各界層はさらに細かく7つの亜層に分かれていると言われています。

物質界層では、その7つの亜層は上から順に次のように呼ばれています。

、、、、

 … … …（以下略）

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神尾 学（かみお まなぶ）

ホリスティックリーディング研究所所長
NPO法人 日本ホリスティック医学協会　理事
東京大学工学部・教育学部、同大学院（体育学・健康教育学専攻）修了
各種身体文化および健康法・代替療法の研究・指導に携わる中で、22年前に神智学に出会い、その整合的で壮大精緻な体系に魅せられ、研究・啓蒙活動に入る。
現在は、神智学を引き継ぐ情報を伝えたアリス・ベイリーの『秘教治療』『秘教占星学』を中心に解読を進めており、古来のヨーガ哲学から最新のエネルギー医学まで、幅広い知識を駆使しての明快な解説によって、スピリチュアル界の健全化に尽力している。
著書に『秘教から科学へ』『人間理解の基礎としての神智学』『未来を開く教育者たち』（以上、コスモス・ライブラリー）、『智のフロンティア』『ホリスティック・リーディング（1・2）』（以上、ライフ137）、等。

●公式サイト：「エソテリック・サイエンス」
http://www.esotericscience.jp

●ブログ：「神尾学と学ぶ！スピリチュアルの王道」
http://ameblo.jp/spiken777/

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