エネルギー医学の最前線

エネルギーの医学の専門家の目線で、ホリスティックにいのちと暮らしについて綴ります。https://energymedicine-magazine.jimdo.com

【有料版】vol.75 降矢 英成  -19- 「「心・意識」にも量子メカニズムが関わっている!?」(2016/7月)

 

 

 さて、今まで何となく不可思議だと感じるさまざまな生物現象 -酵素のスーパーマン的な働き、嗅覚のメカニズム、鳥や蝶の渡り現象、遺伝子の変異など- は、量子メカニズムが関与していたからこそ生じる現象だったことを見てきました。

 物理学の3大テーマとして、1: 宇宙(の発生)の解明、2: 心・意識の解明、3: 生命(の起源)の解明があるともいわれています。
この中で、1の宇宙については「宇宙物理学」という代表的な領域があり、物理学の範疇であることは分かりやすいですね。

 しかし、後の2つはどうでしょうか、、。「心・意識」についてはあまり物理現象とは感じられず、どちらかというと、心理学や哲学、そして大脳生理学などの“生物学”の領域という感じがします。そして、「生命の起源」に至っては「生命」ですので、やはり物理現象というより生物学の領域と感じられますね、、。

 今回から、2回に渡って、この「心・意識」と「生命の起源」について、量子現象がどのように関わってくるのか、つまり、この分野こそ「量子力学」と「生物学」の接点となる「量子生物学」が必要になることを見ていきたいと思います。




【意識とは? 観念とは? -「結びつけ問題」】


 「意識」とは一体何なのでしょうか? そして、「観念」とは何なのでしょうか?
「意識」は、古今東西多くの哲学者や芸術家や神経生理学者たちを悩ませてきた魅力的な問題として位置づけられています。

 そして、「観念」とは、“ある複雑な情報の塊”であり、私たちの意識はこの情報の塊を“一つにまとめる”ことで、自分にとって“意味のある概念”を作ると位置づけられています。ここで、「一つにまとめる」ということの重要性が浮かび上がってきます、、


 私たちの意識の中で、複雑な神経情報はどのようにして“結びつけられ”て、一つの観念になるのでしょうか?

具体的には、人間の脳には、1000億ほどの神経細胞がありますが、「感覚」などで生じる膨大な神経のパルスの流れを一つにまとめている「特定の場所」はみつかっていないそうです。では、どのようにして一つにまとまるのか -これが意識を巡る最初の難問で、「結びつけ問題」と呼ばれています。

一つに結びつけなければならないのは、「感覚」の印象だけではありません。「意識」を形作っているのは、感覚データだけではなく、「意味」を含んだ“概念”なのです。私たちは、感じられる「感覚」と知っている「情報」を“結びつけて”、「全体としての印象(概念)」をもつようになります。

これがどのように行われているのか、という謎は解明されていないそうです、、。神経細胞の発火のネットワーク現象だけですべて説明できるとするのは、現代では疑問視されています。やはり、最近では量子力学のメカニズムに焦点があたっている、というわけです


その一つの説が、「意識は量子力学的現象である」とする説で、っとも有名なのがオックスフォード大学の数理物理学者のロジャペンローズの「人間の心は“量子コンピュータ”だ」という主張です。

 

 

 

 … … …(以下略)

 

 


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降矢 英成(ふるや えいせい) 

赤坂溜池クリニック院長。
東京医科大学卒業。日本心身医学会専門医。NPO法人日本ホリスティック医学協会会長。
医学生時代からホリスティック医学に関心をもち、バイブレーショナル・メディスン、フィールド、
生体マトリックス、量子場脳理論などエネルギー医学のメカニズムに関心が強い。

赤坂溜池クリニック
http://www.holisticmedicine.jp/clinic.html

ホリスティックヘルス情報室
http://holistichealthinfo.web.fc2.com/

 


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