【有料版】vol.69 神尾 学 -18- 「アストラル体およびアストラル体に起因する病気の原因」（2016/6月）

私の担当記事では、「エネルギー医学の原点かつ原典」とも言えるアリス・ベイリー著『秘教治療』（原著タイトル“Esoteric　Healing”）の紹介を続けています。

メルマガで予定している連載全体全体の中での位置づけとして、今日お届けするのは、第3章「病気の根本原因と心理的諸要素」の4回目ということになり、『秘教治療』のテキストとの対応でいきますと、


第一部　病気の根本原因　P.25

第一章　病気の心理的な原因　P.43
-1　情緒欲求性質に起因する原因　P.53
--A　無統御で誤調整された情緒　P.59
--B　抑圧された、手に負えない欲求　P.78
--C　心配と苛立ちによる病気　P.94
-2　エーテル体に起因する原因　P.99
-3　メンタル体に起因する原因　P.116
-4　弟子道の生活に起因する病気　P.147

第二章　集団生活から生じる原因　P.271
第三章　私たちのカルマ的な負債　P.311
第四章　いくつかの質問に対する答え　P.361

の中の、Ｐ.53～99に書かれている部分からの紹介になります。

18回目にして初めて、一般のエネルギー医学関係者にも興味をもってもらえる具体的話題になってきた、といえるかもしれません。



まずは、このアストラル体、どんな姿をしているかについて、一般に流布しているイメージを修正しておく必要があるようです。

「『体』という言葉を使うことが非常に誤解を招き、不適切であるということを、ここで覚えておいてほしい。
　この言葉が、計画な形態と具体的な形状という考えを思い浮かばさせる。
　アストラル体は、欲求、衝動、願望、切望、刺激、投影という形で意識に働きかけるフォースの集合であり、現代心理学の教えにおける多くの真理の基礎になるものである。」

他に、これはアストラル体のみではなく、それ以上にメンタル体に当てはまる記述と言えますが、


「時間が存在しない内界（注：魂の世界）から見ると、人間という創造物は目まぐるしく移り変わる万華鏡のような現象に見える。いわゆる諸体、と言うよりもむしろ原子単位の集合は徐々に薄れて消滅したり、再び突然顕現したりする。
　色彩の流れが次々と去来して、絡みつき、互いに絡み合う。
　ある領域が突然その明るさを強め、輝かしく燃え上がったかと思うと、再び死に絶えたかのように見え、ある領域の現象は色を失い、存在しないかのようになる。」


というのが、本当の姿だと語られています。

「体」という表現が適切であるのは、肉体とその鋳型になっているエーテル体までであり、それ以上の界層では構成単位となる原子が微細で流動性が高く、そのときどきの意識（エネルギー）によって瞬時に大きく姿を変えるので、「体」と呼ぶのはふさわしくない、ということなのです。

それゆえ古来、「鞘」「器」「衣」「乗舟」などといった、様々な言葉が使われてきました。

… … …（以下略）

========================================

神尾 学（かみお まなぶ）

ホリスティックリーディング研究所所長
NPO法人 日本ホリスティック医学協会　理事
東京大学工学部・教育学部、同大学院（体育学・健康教育学専攻）修了
各種身体文化および健康法・代替療法の研究・指導に携わる中で、22年前に神智学に出会い、その整合的で壮大精緻な体系に魅せられ、研究・啓蒙活動に入る。
現在は、神智学を引き継ぐ情報を伝えたアリス・ベイリーの『秘教治療』『秘教占星学』を中心に解読を進めており、古来のヨーガ哲学から最新のエネルギー医学まで、幅広い知識を駆使しての明快な解説によって、スピリチュアル界の健全化に尽力している。
著書に『秘教から科学へ』『人間理解の基礎としての神智学』『未来を開く教育者たち』（以上、コスモス・ライブラリー）、『智のフロンティア』『ホリスティック・リーディング（1・2）』（以上、ライフ137）、等。

●公式サイト：「エソテリック・サイエンス」
http://www.esotericscience.jp

●ブログ：「神尾学と学ぶ！スピリチュアルの王道」
http://ameblo.jp/spiken777/

∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞

●有料版メルマガ、続きはこちら●
　　↓　　↓

energymedicine-magazine.jimdo.com

∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞

●vol.1から読みたい方はこちら●
　　↓　　↓

energymedicine-magazine.jimdo.com

∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞

●バックナンバーの個別購入はこちら●
　　↓　　↓
http://www.mag2.com/archives/0001642297/

∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞・・・∞