エネルギー医学の最前線

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【有料版】vol.59 降矢 英成 -15- 「生命のエンジン ~酵素の働きと量子力学」(2016/3月)

 

 

さて、いよいよ、生物において量子力学の現象が起っている「量子生物学」の実際をみていくことにしましょう。

 まず、最初は、「触媒作用」といわれる働きで、体内の化学反応を驚くべくスピードで処理し、別名”生命のエンジン”ともいわれる「酵素の働きと量子力学の関連性をみていきましょう。



【6800万年前の動物の線維を「酵素」が分単位で分解】


 2002年にアメリカのモンタナ州で見つかった化石状態の恐竜では、6800万年前のまま体のコラーゲン線維が残っていました。
コラーゲンは、通常の食物では肉などを食べたときに残る「筋」すので、6800万年も経っていれば通常は分解されるはずですが化石状態で保存された場合は分解されずに残っています。

 この6800万年も分解されずに残っていた恐竜のコラーゲンをコラゲナーゼという酵素と混ぜると、わずか30分で壊れてしまいます、、。酵素がないと6800万年以上も分解されないものが、切な酵素があると30分で行われるわけですから、そこには何と「1兆倍」もの開きがあることになります、、。

 ご存じのとおり、コラーゲンは「膠原線維」ともいわれる、とくに強度の強いタンパク質ですので溶けにくいのですが、”酵素はこのコラーゲンをいとも簡単に分解できる力を持っていることはよく考えると驚異的なことになります。

 このようなマジック的な作用をもっているため、酵素は「生命のエンジン」などともいわれていますが、その酵素の作用は「本来ならあまりにも遅いさまざまな生化学反応を加速させる」=「触媒する」ということですが、その違いは何と「1兆倍」でした、、。

 通常の化学反応でも分かっている「遷移状態」というメカニズムでは、それぞれの反応で100倍程度速くなり、いくつかのステップがあることを考慮して掛け合わせてもせいぜい100万倍の速さまでとわかっているそうです。100万倍と1兆倍では、やはり桁外れ以上の違いです、、。

 

 

 

… … …(以下略)

 

 

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