エネルギー医学の最前線

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【有料版】vol.55 降矢 英成 -14- 「シュレディンガーによる生命・生物への量子力学」(2016/2月)

 

 

【物理学者が禁断の「生命・生物」の世界へ!】


 なぜ、我々は、きわめて原始的な微生物であっても毎秒何兆回も難なくおこなっている、生命・生物の種々の営みの作用をいまだに科学の力で行なえないのでしょうか? 実験室で実現できているのは、特別に整えた条件の中で、ようやく1種類のアミノ酸や糖を人工的に合成する程度のことです

 それに対して、生命・生物では、または細胞の中では、起こっている生化学反応はあまりにも複雑なレベルであり、1個1個の細胞は、わずか「100万分の数マイクロリットル(1マイクロリットルは1立方ミリメートル)の液体」で、「何千種類もの生体物質」を「絶えず」合成し続けています、、。

 この生命・生物の不可思議な現象・能力に対して、量子物理学者として際立って異彩を放っている、かのエルヴィン・シュレディンガーも深く考察したのでした。そして、70年以上前に、シュレディンガーが『生命とはなにか』(岩波文庫)で出した仰天の答えが、いまだに画期的であり続けている理由を今回は追っていきたいと思います!


 シュレディンガーと並んで高名な量子物理学者として、「不確定性原理」を提唱したハイゼンベルクが知られています。ハイゼンベルクの功績は、「電子が”どこにあるのか(位置)”と”どれだけの速さで運動しているのか(運動・速度)”の両方を、正確に測定することは不可能である」という量子の不可思議な性質を数学的に証明したことでしたね、、。素晴らしい成果ですね。

 ハイゼンベルクは「測定しない限り、電子の姿をイメージするのは不可能だ」と考えたわけですが、それに対して、今日の主人公のシュレディンガーは、「電子は、観測していないときは物理的な”波動”であって、観測すると”粒子”になるのだ」と考えたのです、、!

そして、それを数式化した「シュレディンガー方程式と呼ばれている数式は、「粒子の運動」の様子ではなく、「波動の発展」の様子を示しています。ですので、この方程式の描く電子の姿は”原子核の周りを公転しながら我々には知ることのできない位置を取っているぼんやりとした粒子”ではなく、”原子全体に広がっている波動”として記述されているのです。

 

 

… … …(以下略)

 

 

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降矢 英成(ふるや えいせい) 

赤坂溜池クリニック院長。
東京医科大学卒業。日本心身医学会専門医。NPO法人日本ホリスティック医学協会会長。
医学生時代からホリスティック医学に関心をもち、バイブレーショナル・メディスン、フィールド、
生体マトリックス、量子場脳理論などエネルギー医学のメカニズムに関心が強い。

 

赤坂溜池クリニック
http://www.holisticmedicine.jp/clinic.html

 

ホリスティックヘルス情報室
http://holistichealthinfo.web.fc2.com/

 

 


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